トラックの燃料タンクの仕組み

トラックの燃料タンクは非常にシンプルなつくりをしていることが多いと思います。

燃料タンクタンク

 

このトラクタの場合、中央部に四角いタンクがバンドで固定されています。

 

 

 

この左のトラックの場合は大きな燃料タンクが2つ積まれています。

 

トラックの燃料タンクは非常にシンプルに見えますが、本当に見た目通りにシンプルなのでしょうか?

 

①なぜバンドで簡単に止めただけのタンクばっかりなのか?

トラックは重く、長い車体のため高速での車線変更時や、カーブを曲がる際に車体にねじれの力が生じます。
そのため、がっちりとシャーシに燃料タンクを固定してしまった場合、車体のねじれをそのまま燃料タンクに伝える結果となってしまい、タンクの金属疲労や、タンクを支える接合部への負担が大きくなってしまいます。

そのため、ねじれの力を逃がすことができるようにバンドで固定し、一定の余裕を持たせています。

このように複雑な力のかかり具合なども計算されたうえであえて、バンドで燃料タンクを固定するという方法がとられているんですね。

 

②タンクの中はただの箱??

大きな燃料タンクの中は単純な箱のような形状なのでしょうか?

実は中には仕切り板のような「バッフルプレート」といわれるものが入っています。
バッフルプレートは、車が大きく揺れた際に、燃料が一方向に傾いて燃料ポンプが燃料を吸い上げられなくなることを防いでいます。

仕組みは、小さな穴の開いたプレートがタンク内を3分割しており、燃料が急激に移動することを防いでいます。
通常時は小さな穴を通して燃料はタンク内で水平が保てるようになっています。

このバッフルプレートがない場合、坂道に行ったら燃料が供給されずにエンストしたり、エア噛みをしてしまったりします。

また、ほかにもおわん型を用いた仕組みなど、メーカーによっても違いがあるようです。

シンプルに見える構造の中にも、様々な工夫が詰まっているのですね。

 

 

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