水抜き剤で本当に水はなくなるのか?

トラックの燃料タンク内にたまった水を抜くために使用する水抜き剤。

以前も大まかにお話したことがありますが、今回はもう少し詳しお話してみます。

水抜き剤、その主成分は何かというとイソプロピルアルコールです。

水とガソリンは混ざらないが、アルコールと水は混ざります。

よって、この水抜き剤の主成分のアルコールは油よりも比重が重いので、タンク内

のそこまで落ちて水と混ざり合います。

では、水と水抜き剤が混じった液体はガソリンと混じり合うのでしょうか?

答えは、基本的には混じらないということです。

びっくりしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

水抜き剤という名前からすると、スーッと魔法のように水がなくなるようなイメージ

をされていた方も多いことでしょう。

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一度混入した水は基本的には燃料タンクのそこに残り続けます。

では、一体何のために水抜き剤を入れるのかというと、100%の水は全く燃えること

ができませんが、アルコール度の高いウォッカなどの酒が燃えるように、アルコール

度の高い水は一定燃焼することができます。

よって、燃料タンク内の水を燃料ポンプが吸い上げてしまっても燃焼室内で水と違

って一定割合は燃焼するので、不完全燃焼でエンジンが止まってしまうという自体を

回避できます。 また、アルコールが混ざることで氷点が下がり、寒冷地でタンク内

の水が凍結することを防ぐという効果もあります。

本当に完璧にタンク内の水を抜こうと思うと、燃料タンクから直接ポンプで抜き取

ったりドレンバルブから抜くなどの方法が有効です。

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