ワイズトラックブログ
トラックのフロントガラスの構造
実はトラックに限らずですが、車のフロントガラスというのは3層構造です。
いわゆる合わせガラスといわれるもので、2枚のガラスの間に「ポリビニールブラチー
ル」を挟み込んだものを使用しています。
合わせガラス
この合わせガラスをフロントガラスに使うと、いったいどのようなメリットがある
のでしょか?
〇飛び石があっても、一気にガラスが割れないので継続して走行が可能。
裏を返せば、ひび割れても崩れ落ちないので、事故で落水した場合にいくら叩き割ろ
うとしても割れないということになります。
間違っても、緊急脱出用ハンマーでフロントガラスを割ろうとしてはいけません。必
ずサイドの窓をたたく必要があります。
こういった理由から、合わせガラスがフロントガラスとして採用されています。
強化ガラス
サイドのガラスは強化ガラスが使われています。
強化ガラスとは・・・
通常のガラスを700度まで熱し、その後急冷させて作るガラスを強化ガラスと言
います。
急激に冷却することでガラス表面に圧縮力が発生し強化され、同時にガラスの中心
に向かって引っ張られる力が働いています。
そのため、脱出用ハンマーなどでたたくと外側の圧縮層が壊れ、陰圧になったガラ
ス内部が自ら割れていくため、一気に粉々に割れるような現象を引き起こします。
ガラスの種類は目的に応じて、使い分けられているのですね。
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