ワイズトラックブログ

2019.07.17

指定工場と認証工場の違いとは?

整備工場には2種類の許可がありまが、整備工場の定義とはいったいどのようなものでしょうか?

タイヤ交換を専門にしている工場は整備工場なのでしょうか?

 

実は、分解整備を行うがどうかで決まります。

分解整備とは法律上は以下のように定められています。

「原動機、動力伝達装置、走行装置、操縦装置、制動装置、連結装置を取り外して行う自動車の整備又は改造」

 

即ち、エンジンやブレーキ回り、足回りのショックやサスなどを取り外すなどの作業が発生する場合には整備工場として認証または指定を受けなければなりません。

ということは、タイヤ交換専門の向上は分解整備を行わないので認証も指定も必要なく整備工場に該当しないということになります。

 

分解整備を行う整備工場の場合、指定整備工場と認証整備工場のいづれかの取得をしなければなりません。

 

認証整備工場とは?

有資格者や工場の設備が国の基準を満たしており、分解整備できるのが認証工場になります。

しかしながら、車検を受検する際には陸運局まで車両を持ち込んで陸運局の検査員による検査を受けなければなりません。

 

指定工場とは?

認証工場の場合には、車検の受検には陸運局への車両の持ち込みが必要でしたが、指定工場の場合には自社の工場内で受検できます。

代わりに、陸運局の検査員に該当する検査員を設けたり、専用の検査ラインを設置する等の必要性があります。

 

一般には車検の取扱台数が多く、陸運局への持ち込みではコストが割高になるといった場合に認証から指定への変更をする整備工場が多いようです。

 

 

また、工場自体の特性によって、あえて認証や指定をとっていない場合もあります。

例えば、トラックの架装専門業者などでは車検整備ではなく板金や加工などの架装が中心となるため指定を取り意味があまりない、などといったケースです。

同じような理由で、塗装工場でも分解整備が発生しない場合には認証をとる必要もない場合もあります。

専門性が高いほど、一般的な整備は行わないため目的に合わせた経営方針をとっている工場が多いようです。

 

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