ワイズトラックブログ

2014.07.29

インタンク設置方法

中古トラック・新車トラック・トレーラーを安く仕入れてもその後のコスト、特に燃料代によって車に掛かる費用は大幅に変わって来ます。そこで今回はインタンク設置でコストダウンという方法をご紹介させて頂きます。
【インタンクって何?】
 インタンクとは、ミニガソリンスタンドを自社の敷地内に作ってしまう方法です。メリットはガソリンスタンドからではなく、元売り業者から仕入できるので、ガソリンスタンドに比べて割安に仕入できるということです。リッターで3~5円程度は安いのではないでしょうか。結構大きいですね。
【インタンクには本当にお得??】
今年は年初から燃料価格は下がっていますがやはりもっと安く手に入れたい。

軽油価格を強制的に下げる手段の1つにインタンク設置を考える事業者も中にはいるみたいですね。
実際のところインタンク設置は本当に経費節約につながるのでしょうか?
【インタンク設置の工事概要】
 地下に埋設するので、大型の重機を動かして地面を掘り、油濁被害の起きないようにシーリングして埋設する等の大規模な工事になってしまいます。
【インタンクの設置にかかる費用】
 では、そんなインタンク設置に一体どのくらいの金額がかかるのかというとタンクの大きさや業者によっても違いますが大体1000万円~2000万円くらいの費用が必要になるようです。
設置するだけで新車大型トラック一台~数台分の料金がかかるとなると中小企業にとってはなかなか捻出できる額ではありませんね。
 中にはパッケージプランを持っている業者もあるようです。
参考:http://www.techno-nets.co.jp/intank.html

【インタンク設置で元をとる】
 ここで、仮に

  • インタンク設置費用    : 1,200万
  • リッターあたりの差額   : 3円(スタンドよりも3円安く仕入れられる)
この条件で計算してみると・・・・・・・
1,200万 ÷ 3円 = 400万リッター
  • 所有トラック台数        :  10台
  • 台当り平均年間消費燃料      :  25,000リッター
400万L ÷ (2.5万L × 10台)=16年

・仕入価格を抑えられるか(安く仕入れられるか?)→試算は▲3円
・年間走行距離
・設置費用

この3つになりますね。

しかし、インタンクにはメンテナンス費用も掛かります。
また一般的には30年で寿命を迎えると言われているので30年後には撤去取り換え費用も別途発生します。
本来は計算に撤去メンテナンス費用も入れて計算しないといけないですね。
さらに保険代なども掛かると考えられます。万が一油濁損害が起きてしまった場合に、綺麗に処理するための費用を賄う保険です。
インタンク設置までにはいろいろと検討しなければならない項目がありますね。

計算の仕方は概ね分かったかと思いますので、設置を検討する際には撤去費用までの見積もりを取ることをお奨め致します。

 ワイズトラックでは皆様の健全経営にお役に立てますようにより良い中古大型トラック・中古中型トラック・キャリアカー・トレーラーを取り揃えてお待ちしております。

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