ワイズトラックブログ

2021.11.04

クーラントの汚れの原因

エンジンを保護する上で大事なもののトップ2と言えば「オイルと水(クーラント)」です。

 

オイルの交換が重要なことは言うまでもありませんが、クーラントの交換もとても重要です。

特に乗用車と違い、走行距離の多いトラックにとってはとても大事な要素ですね。

クーラントは水とは違い、不凍液などと呼ばれたりもします。

クーラントはエンジン回りを冷やしながら循環し、高温になったクーラントはラジエーターに入り冷却されます。

もし、このクーラントがただの水であった場合、どのような弊害があるのでしょうか?

・水だけの場合、配管やラジエーターの錆を誘発してしまう。

・冬場に凍った際、膨張して配管やラジエーターを破壊してしまう。

 

これからの寒くなる時期に怖いのは凍結して、配管やラジエーターを壊してしまうことです。

 

使用する環境に合わせて、濃いめにクーラントを希釈し凍結しないようにしましょう。

また、クーラントの交換の際に排出される使用済みクーラントの状態も要チェックです。

 

エンジンオイルが漏れて、冷却水経路内に混入している場合、ピーナツバターの様なクリーム状のものがキャップや配管に付着しています。

少量の場合には、使用に直ちに支障を来すことは少ないと考えられますが、長期的にはオイル漏れを直さないといけないですね。

 

錆が混じっている場合には、腐食が進んでいる証拠なので、ラジエータ周りを中心に水漏れしていないか確認し、さびがひどい場合には精密な点検が必要ですね。

 

クーラントの交換の際には、新しく入れるクーラントも重要ですが排出されるクーラントもしっかり点検しましょう。

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