ワイズトラックブログ

2019.05.29

自動運転の段階

自動車業界というと何かと話題に上る自動運転技術ですが、自動運転も内容によって

レベル分けされています。

そのレベルはレベル0からレベル5までの6段階に分類されています。

この6段階の定義づけはアメリカのSAEといわれる自動車技術会が定義しています。

ただし、一旦定義づけても日進月歩進化する自動運転技術のために、その定義内容も

定期的に見直しされているようです。

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定義内容             主体   走行領域

レベル0  自動運転化なし    人     -

レベル1  運転支援       人     限定的

レベル2  部分運転自動化    人     限定的

レベル3  条件付運転自動化   車     限定的

レベル4  高度運転自動化    車     限定的

レベル5  完全運転自動化    車     限定なし

 

★レベル1

システム側がアクセル・ブレーキの制御またはハンドルの制御のいづれか一方を行う

ものです。

例えば、前車追従式のオートクルーズなどがこれにあたります。

 

★レベル2

日産のセレナに搭載されている「プロパイロット」やスバルの「ツーリングアシス

ト」などがこのカテゴリに該当しています。

あくまでも運転を監視しなければいけない主体は人にはなるが、障害物を検知したう

えで速度制御・ステアリング制御を自動で行うとされています。

あくまでの人が主体なのでハンドルから手を放して走行することは許されません。

まだ、この検知⇒制御の完成度が低いのでレベル2に分類されてしまうが、100%

障害物を検知して、事故回避のための制御ができればレベル5に分類されるとされて

います。

 

★レベル3

レベル2はハンドルから手を放して走行することはできませんでしたがレベル3は、走

行の主体が車=システムになってくるので運転手は一時的に手を離すことができると

されている。

実は市販されているアウディの A8は限定的条件下ではあるが、高速道路の渋滞時等

時速60KM以下の場合においてレベル3を実現しています。

ただし、このレベル3の場合には、緊急時にシステムから運転手への警告があった際

にはすぐに運転に復帰しないといけません。システムには運転手が運転に復帰可能な

状態かを判断することも求められます。

ただし、現行の法律ではレベル3が想定されていないので、今後法改正が必要になっ

てくると思われます。

 

★レベル4

限定的なエリア内において(例えば高速道路内など)運転手が全く運転に介入する必

要がないような段階です。

限定エリア外ではドライバーが運転する必要があるので、現行車同様にアクセル・

ブレーキ・ハンドルといった制御装置は依然残ると考えられます。

高速道路上の移動時間は、ドライバーの睡眠時間とすることもできそうです。

 

★レベル5

すべての地域において人間が運転に関与することは全くなく、もはや車に運転席もな

くなり、手動の制御装置はなくなった状態になります。

この状態になると、運転免許という概念もなくなり、子供の時に見たドラえもんの

世界の中で見た21世紀の車になります。

この時の法律はどうなっているのか全く予想もつきません。

今後の自動運転に注目の集まるところですね。

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