ワイズトラックブログ

2020.06.02

超大型のエンジンにはクラッチがない!?

今日はトラックよりも、もっと大きなエンジンを積んだ乗り物についてです。

その乗り物はというと「船」です。

 

例えば、原油を積んだタンカー、コンテナを満載にしたコンテナ船、車の輸送専門のRORO船などのイメージです。

 

例えば、30万トンクラスのタンカーの場合、エンジン出力は3万2000馬力!

3.2万馬力ってとんでもない数字です。 そして燃費はというと、24時間運航して重油を約100t=115000リットル=115KLもの燃料を消費します。

 

とにかく数字が大きいですね。 仮に時速13ノット=時速約24キロで航行したとした場合、燃費は200L/KMとなります。

 

すなわち、1キロ進むのに200リッターの燃料を消費するという大食いぶりです。

 

トラックの燃費も乗用車に比べればびっくりするほど悪いですが、船に比べたら燃料を消費していないくらいの感覚になりそうです。

 

 

さて本題ですが、このような大型船にはクラッチがないためギヤを後進に入れることができません。

 

通常船はブレーキがないため、小型船の場合は、水の抵抗で減速し、ギヤを後進に入れプロペラを逆回転させることで完全停止させたり着岸させたりします。

 

クラッチのない大型船はどのように停止するのでしょうか?

 

答え:大胆にもエンジン自体を逆回転させます。

 

なんと、エンジン自体を逆回転させることでプロペラを逆回転させます。

そういえば、映画タイタニックの中でも氷山にぶつかる直前にエンジンを逆回転させていましたね。

 

もっとも、30万トンクラスの船が止まるまでにはなんと8KMほどの停止距離が必要なようです。

 

「トラックは急には止まれない、船はもっと止まれない!」ですね。

 

そのため、大型船の船長は、何キロも先の船の状態を予測しながら舵取りをしていくことになります。

 

しかし、本当に岸ギリギリになると大きな船では操船が不能になるので大型船を直接押したり、ロープを使って引いたりするタグボートが港内の航行を補助します。

 

船に船体を押し付けても傷がつかないようにタイヤをぶら下げたタグボートが、右の写真のように直接船を押して無事に大型船を航行させます。

 

次回は、トラックと船のどちらが燃費がいいのか計算してみたいと思います。

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