ワイズトラックブログ

2019.12.19

チェーン規制の意味

今年の冬は急に寒くなる日もありますが、例年に比べると暖かい日が多くやはり地球温暖化の影響なのだろうなと体で感じてしまいます。

 

福島県にはスキー場が多数ありますが、どこも例年よりも雪が少なく温度も高いためコースが作れずに苦労しているようです。

 

しかし、油断していると怖いのが、いきなり降る”ドカ雪”ですね。

 

だいぶ前の話になりますが、福島県の国道49号線会津地方で雪道でスタックした車両が原因で多くの車が雪に埋まり自衛隊が出動するような大騒動になったこともあります。

 

そして今日の話題はというと、たまに見る「チェーン規制」です。

この規制は2018年12月に施行されました。

 

雪の際などに高速道路などではよく「冬タイヤ規制」はみますね。

この「冬タイヤ規制」の意味は、スタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンを装着していれば走行可能です、という意味になります。

 

 

一方「チェーン規制」はスタッドレスタイヤでは通行できません。スタッドレスタイヤ装着車もチェーンを装着しないと通行できないという規制になります。

 

チェーン規制が発令される場所はすでに決まっています。

高速道の場合には、道路の管理会社のホームページから確認することができます。

例えば、ネクスコ中日本管理の範囲内だと中央道の「飯田山本IC~園原IC」、「須玉IC~長坂IC」、北陸道の「丸岡IC~加賀IC」、「木之本IC~今庄IC」の4か所が該当していいます。

 

また、高速道路だけでなく一般国道も対象となっている箇所がありますので事前に調べておくと良さそうですね。

 

チェーン規制が発令されているにもかかわらず、スタッドレスタイヤのみで走行すると違反になります。

違反した場合、6か月以下の懲役または30万以下の罰金になる可能性があるようです。

 

また、スタッドレスを履いていてもトラックの場合、車重も重く坂道発進はかなり大変になってきます。

もちろん例外的に自衛隊のトラックのように全輪が駆動しどんな悪路も走破してしまうような特殊車両もありますが、一般的ではありませんね。

 

そこで、早い段階でチェーンを巻くことでスタックしてしまう危険性を低くすることができます。

 

研究機関の実験映像も公開されていますが、スタッドレスのみの場合とチェーン装着の場合の雪道の登坂能力の違いは歴然です。

 

やはり冬の走行は、温暖化だからと油断せずにスタッドレス+チェーンの組み合わせは重要ですね。

 

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