ワイズトラックブログ
トラックのレッカー移動時のシャフト抜きの理由
トラックであまりお世話になりたくないレッカーサービスですが、トラックのレッカーをする際にはシャフトを抜いてからレッカーします。
そのため、トラックのレッカー時には搬送費用や基本料金以外に「シャフト抜き」という作業工賃を請求されます。
乗用車と異なり、こういった特殊作業が生じるため、高額なレッカー代金になってしまいます。
ギアがしっかりニュートラルに入っていれば問題なさそうですが、なぜ手間を掛けてシャフトを抜くのでしょうか?
理由は、レッカー時には通常時のトラックの動きとは異なった力がリアタイヤにかかるからということです。
レッカーされる場合、けん引される故障車のリアタイヤはトレーラーの台車のタイヤと同じ動きをすることになります。
トレーラーのヘッド=レッカー車をトラックの前輪と考えてください。
通常のトラックの場合、ハンドルを目いっぱい切ってもタイヤの切れ角は約45度程度です。しかしトレーラのヘッドをトラックの前輪と考えた場合、タイヤの切れ角は90度前後にまで深くなります。
そのため、けん引される故障車の後輪タイヤへは左右で逆方向にねじられる動きが生じます。
こういった動きは、通常のトラックでは起こりえない動きであり、デフを壊してしまう原因になります。
その為、シャフトを抜いて力をデフに伝達しないことでデフを保護しています。
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