ワイズトラックブログ

2022.06.20

夏はトラックのグリスアップに最適

定期的にメンテナンスしなければならないものの一つにトラックのグリスアップがあります。

 

グリスアップは、金属部分に取り付けられたニップルから注入していきますが、なかなかうまく入らない場合もあるのではないでしょうか?

主に、金属同士が擦れる足回りや、シャフトなどを中心に備え付けられています。

 

グリスをしっかりと入れておかないと、金属の摩耗が進みいろいろな不具合が出てきてしまいます。

早めに対応することが大事ですね。

うまくグリスが注入できない原因にはいくつかありますが主には2つの原因があります。

〇ニップルに原因があり、ボールが固着している場合

〇ニップルの先でグリスが固まってしまっている場合

 

いずれの場合も、古く汚れて硬くなってしまったグリスが原因の場合が多いです。

これからの夏時期は温度も高くなりグリスの粘度が低くなるため、固着してしまった部分のグリスを無理やり押し出してメンテナンスするには最適な時期です。

グリスも溶けますが、暑さで人間もとろけそうになるので水分補給もお忘れなく!

 

 

なかなかグリスが入らないグリスアップポイントは晴天の日中の走行後、グリスが十分に温まった状態で行ってみましょう。固着がひどくなければ、意外にすんなりと入るかもしれません。

 

それでもグリスが入らない場合の対応策の一例です。

まずはニップルを外してみましょう。

スパナで簡単に外すことができます。

ニップルを外したら、グリスをふき取りパーツクリーナーなど洗い流して、きれいにします。

ニップルの先端のボールを細いドライバーなどで押して、動くか確認してみましょう。

動かない場合にはニップルを交換してみましょう。ニップルは1つ100円程度で購入できるかと思います。

ニップルが正常なのに、グリスが入らない場合はグリスの先の通り道が詰まっている可能性が高いですね。

 

その場合には、ニップルを取り外した先を針金などで突いて、固まったグリスを取り除きます。

そして、あれば高温のスチームなどで洗い流してみましょう。

それでも、グリスが固着している場合には、バーナーであぶりグリスを溶かしてから素早くニップルを再度取り付け、グリスを勢いよく押し込んでみましょう。

ただし、あぶっては良くない箇所もあるので、注意が必要です。

ここまでやってだめならば、3か月点検や車検の時にパーツをバラして、メンテナンスするしかありません。

 

まずは、日常点検の延長で自分でメンテナンスをしてみるというのも一つですね。

 

グリスを固着させない一番の方法は、グリスアップを怠らないことに尽きますね。

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