ワイズトラックブログ

2016.05.14

サイドブレーキを引いたまま走行したらどうなる??

【起こりうる故障】
1.ブレーキが効かなくなる。
ブレーキフルードのオイル漏れ。ブレーキは基本的に油圧の仕組みを利用しており、ブレーキを効かせるためにブレーキフルードというオイルを使っています。
そのオイルの通り道がが過熱し、穴が開きオイル漏れを起こすことでオイル圧が下がり結果ブレーキが効かなくなるという現象が発生する可能性があります。

2.火災
パッド・シューが常に接触した状態で走行するので、摩擦によりかなり高温にまでなります。
結果、発火し火災が発生する可能性があります。
ただし、かなりの異臭がする可能性が高いので発火前に気付く可能性が高いかと思います。

3.フェード現象
熱により樹脂やゴムを使用している部品が耐熱温度を超えて気化・ガス化してしまいます。そのガスがブレーキの間に入り込み膜を作ることで、オイルが塗られたような状態になり滑ってしまいます。よってブレーキが効かなくなってしまうのです。

 

4.ベーパーロック現象
ブレーキ周りが過熱することで、ブレーキフルード(オイル)の温度が上り、ブレーキフルード内に気泡が発生しブレーキが効かなく恐れがあります。
気泡があると、圧力を気泡が吸収してしまい圧力がブレーキまでに届かないということになります。坂道でブレーキを踏み続けた時と同じ状況です。

結果的には全て、摩擦熱が原因です。摩擦熱によりブレーキが効かなくなってしまう原因をいくつも作ることになってしまいます。

ブレーキの解除忘れをなくすには、メーターパネル内のブレーキ表示灯を確認してから走り出すこと、そして実際にサイドブレーキのレバーを触って確認することです。

慣れたドライバーであれば走り出した時の感覚でわかるかと思いますが、初心者の方などでは気付かないことも多いかと思います。初心を忘れずに確認が大事ですね。

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