ワイズトラックブログ

2019.08.27

スケールダンプ

近年、過積載に対する取り締まりの強化やコンプライアンス遵守などの要請からダンプの積載重量管理の要求レベルもシビアになってきました。

 

【スケールトラックの発売】

ダンプには過積載防止のために従来より自重計を備え付ける必要がありましたが、2019年4月にトラックの架装メーカーの極東開発からスケールトラックが発売されました。

簡単に言えば、スケールとは「計測する」という意味であり、積載重量を計ることのできるトラックになります。

 

では、今までの自重計とは何が違うの?ということになります。

 

実は計測の方法が違い、今までのよりも正確な計測が可能になっています。

 

自重計では油圧にかかる力を元に積載重量を計っています。その為、積み荷の位置によっては荷重にバラツキが出てしまうことがあります。

 

例えば、切り出した大きな岩石を運んでいる場合などで荷台の後方に荷重が乗ると自重計は実測よりも低い数値を出す可能性が高くなります。

また、油圧の状態によっても数値が変わったり、何度荷台を傾けて計測するかという計測方法によっても計測結果が変わってしまいます。

【正確な計測】

こういった問題を解決してくれるのが極東開発のスケールトラックです。

なんと計測のためのロードセル(計測器)が3か所に取り付けられています。

ボデーの後方に2点、そして計測のための前方専用シリンダーに1つという設置方法です。

3か所での計測を行い、キャビン内のデジタルメーターで確認できるということなので非常に便利ですね。

また道路工事などで、ロードカッターを使用して低速で走行しながら荷台にアスファルトを積むといった場合でも計測可能とのことです。

走行しながらでも計測できるのは、過積載防止にのために非常に心強い機能ですね。

 

 

【後付けもOK】

このロードセルですが、既存車両へ後付けすることもできるようです。

※車種・年式に拠りけりでしょうが・・・

 

過積載防止に一役買ってくれそうな架装の一つですね。

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