ワイズトラックブログ

2016.10.25

トラックのヘッドライトについて

トラックのヘッドライトについて

 トラックのヘッドライトは夜間の走行での安全性を確保するために以下のような一つの基準があります。
ロービーム  前方40メートルまで照らす
ハイビーム  前方100メートルまで照らす
やはり夜間の運転は昼間に比べて危険性も高いのでより明るくクリアな視界を確保したいものです。
明るく、安全な走行を可能にするようにいろいろなメーカーが凌ぎを削っています。

その前に、夜間は対向車、街頭等の逆光によりフロントガラスの汚れが一層に目立ってしまう場合があります。ライトの性能も非常に大事ですが、その前にフロントガラスの内側・外側とも
にきれいに掃除しておくことも大事ですね。

ヘッドライトの設定のイロハ

ちなみに、ヘッドランプはハイビームにしておくと対向車の迷惑になりがちですが、実はその対策としてちょっとした工夫もされています。

日本は左側通行となっているので、トラックの運転手から見て歩行者や二輪や標識などがある左側は上部を照らすように上向きの設定になっています。
逆に、右側はほぼ水平に設定されており、対向車が目がくらんで危険な状況になりにくいようにされています。
ヘッドライトの主な種類
 ハロゲン、HID、LEDの3種類が主なライトの種類になります。
各社、それぞれの分野でより明るく、耐久性のある製品を作るために研究をしています。では主な3種類のそれぞれの特徴を見ていきましょう。

【ハロゲン】
 ハロゲンランプは、1980年ごろに開発されたもので白熱電球に比べて寿命が3倍、明るさが30%UP、大きさが1/30程度にコンパクト化ということでこれまで生産されてきたほとんどのクルマやバイクのヘッドランプへと採用されてきました。

後述のHIDやLEDといった最新のランプに比べて明るさや寿命は大幅に劣るというデメリットがありますが、その最大のメリットは何と言ってもその価格の安さです。開発されてから時間がたっており、量産体制も整っていることから価格は非常に安価になっています。。

 また、意外なところのメリットとしてはフィラメントが発熱するので、雪の日には走行中にヘッドランプが凍りにくいという特徴もあります。

 

【HID】
 HIDランプは、2000年頃から車に搭載され始めました。
ハロゲンとは違い、フィラメントがなくなりました。
明るさが2~3倍、寿命は5倍、消費電力は50%程度ということで現在の車のヘッドランプはこのHIDランプが多く採用されています。
とはいえ、良いことずくめというわけでもなくHIDランプは規定の明るさに達するまでに時間がかかることや、ハロゲンランプに比べて2~3倍のコストがかかることがデメリットとして挙げられます。また、発熱性が低いので雪の日の走行中にヘッドライトが凍りやすくなります。

 

【LED】
 LEDランプは、ここ数年で車にも使用さるようになった非常に新しいライトです。
特徴的なのが光が広がらず、帯状の光がまっすぐ届くという特徴があります。
車のライトには非常にありがたい性質です。そして、長寿命というのも大きな特徴です。

問題は価格が非常に高いということです。車のライトだけでウン十万と言われたら・・・・

現在新車で採用されているのは一部の高級車のみです。

量産技術が進化してくれればもう少し安価になってくれるでしょうか。

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