トラックのAT化

近年、小型から大型トラックまでAT車両が増えつつあります。
昔は、ATは乗りにくいなんてことが言われている時期もありましたが近年ではコンピューター制御の技術が格段に向上し、楽にストレスなく運転できるなんて話を聞きます。

UD H22 クオン 3軸アルミウィング エアサス 画像1UD H22 クオン 3軸アルミウィング エアサス 画像23

そんなオートマ車両ですが、各社オートマミッションの名称があります。

三菱ふそう
INOMAT イノマット 12速オートマ

UD
ESCOT エスコット  12速オートマ

日野
PRO SHIFT プロシフト

いすゞ
SMOOTHER スムーサー 12速・16速オートマ

日野のプロシフトは呼んで字の如くプロの様なシフトチェンジというイメージがわかりますね。いすゞのスムーサーもスムーズが語源になっているのではないかと想像できますね。

三菱ふそうとUDのAT名称の由来も気になるところですね。

近年のAT率の上昇の裏には、冒頭にお話しましたコンピューター制御技術の向上とともに、社会的背景があると言われています。

その社会的背景とは、国土交通省が推し進めているトラガール推進プロジェクトからもわかるように、女性を運送業界に取り込みたいという思惑があると言われています。
自家用車のAT率は98%を越えていますので、当然ながらマニュアルよりもオートマに慣れ親しんでいる方が多いということになります。

女性がドライバーになろうとして、初めてトラックに乗るときのことを想像すると、小型の2トン車であっても乗用車とはミラーの見え方や車高も違いやはり緊張するものだと思います。そんなときにミッションが普段乗っていないマニュアル車となれば、更にトラックドライバーになるハードルを上げてしまうことでしょう。

そこで、女性にも乗務してもらう心理的ハードルを下げるためにもオートマを導入していると言われています。

オートマでもマニュアルでも燃費的にも変わらず、さらに運転しやすいとなればトラック業界においてもオートマの採用率はますます上がりそうですね。

プロシフトのメリット

日野「プロシフト」とはズバリ、トラック専門のATシステムです。

プロシフト とは日野のトラックに搭載されているトランスミッションの名前です。

ただし、ATと言っても乗用車のATとはちょっと構造が違います。
プロシフトの目的は燃費よく、安全に走行することを目的に開発されており、通常のクラッチと多段マニュアルトランスミッションを電子的に制御して、最適なギアを勝手に選択して走行してくれるシステムです。

乗用車のようなATシステムは、一般的には動力伝達性能がマニュアル車よりも低くなり、同じエンジンでもマニュアル車の方がパワーのある走りが可能であり、また燃費もよいというのが通説でした。

このプロシフトはマニュアルの仕組みをそのままに、変速の面倒な部分を電子制御にしているのでいいとこどりのシステムになっています。

日野「プロシフト」のメリット

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■ドライバーの負担軽減
いくら慣れたドライバーと言えども、渋滞中のマニュアル操作はなかなかのストレスです。しかし、プロシフトではクラッチペダルがなく、AT車のような感覚で運転できるので非常に楽です。

 

■AT限定免許でも運転可能

クラッチペダルがないので、AT限定免許でも運転ができます。近年ではAT限定免許のドライバーも相当数いることから、AT限定でも運転できるトラックというのはドライバーを集めやすくするという観点からも、メリットになりそうですね。

■燃費の向上

電子制御により、最適なギアにチェンジしていくので無駄のない走りが可能です。熟練のドライバーのような燃費を実現してくれます。

結果的にエンジンに負担の少ない走りにもなりますから、トラックの使用年数を上げていくという面からも有効かもしれませんね。