プロシフトのメリット

日野「プロシフト」とはズバリ、トラック専門のATシステムです。

プロシフト とは日野のトラックに搭載されているトランスミッションの名前です。

ただし、ATと言っても乗用車のATとはちょっと構造が違います。
プロシフトの目的は燃費よく、安全に走行することを目的に開発されており、通常のクラッチと多段マニュアルトランスミッションを電子的に制御して、最適なギアを勝手に選択して走行してくれるシステムです。

乗用車のようなATシステムは、一般的には動力伝達性能がマニュアル車よりも低くなり、同じエンジンでもマニュアル車の方がパワーのある走りが可能であり、また燃費もよいというのが通説でした。

このプロシフトはマニュアルの仕組みをそのままに、変速の面倒な部分を電子制御にしているのでいいとこどりのシステムになっています。

日野「プロシフト」のメリット

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■ドライバーの負担軽減
いくら慣れたドライバーと言えども、渋滞中のマニュアル操作はなかなかのストレスです。しかし、プロシフトではクラッチペダルがなく、AT車のような感覚で運転できるので非常に楽です。

 

■AT限定免許でも運転可能

クラッチペダルがないので、AT限定免許でも運転ができます。近年ではAT限定免許のドライバーも相当数いることから、AT限定でも運転できるトラックというのはドライバーを集めやすくするという観点からも、メリットになりそうですね。

■燃費の向上

電子制御により、最適なギアにチェンジしていくので無駄のない走りが可能です。熟練のドライバーのような燃費を実現してくれます。

結果的にエンジンに負担の少ない走りにもなりますから、トラックの使用年数を上げていくという面からも有効かもしれませんね。

トラックはマニュアル車が中心

トラックはなぜマニュアルアばかりなの?

プロドライバーにとってまた、運送事業者にとってマニュアルの方がメリットが多いのです。
逆にオートマを選ばないのはこのような理由があります。

オートマは購入費用が高くつく

①自動変速装置の分オートマの方が購入時の価格が高いのです。
②燃費が良くない
③故障の可能性が高い
④ドラーバーの思ったタイミングでの変速ができない
⑤マニュアルよりもエンジンブレーキの効きが弱い

この様な理由がメインになっているようです。
とはいえオートマの技術もどんどんと進化しており、最近はオートマ車でも十分に思った動きをしてくれるといった感想も増えているようです。

燃費が良くない

燃費はエンジンの回転数による部分が大きいですが、オートマでは機械的に変速してしまうため、もう少し高いギアのまま粘らせたいと思ってもコンピューターが変速を掛けてしまいます。
燃費が仮にリッターあたり200メーターしか変わらないとしても、台数、走行距離で見ると大きく影響しますね。

故障の可能性が高い

自動変速をするための装置が載っている分部品点数も増えます。部品が増える⇒複雑になるということは消耗するパーツの数も増え、故障リスクが高くなる可能性があるということです。
トラックの修理は安いものではないので、やはり故障が多いと言われればマニュアルの方が人気になってしまうのです。

思ったタイミングで変速できない

積載重量によって運転方法が大きく影響を受けるトラックだからこそ、積載重量に合わせたシフトチェンジをしたいという方が多いようです。
重いものを積んで登りに差し掛かるから早めにシフトダウンしておこうなど、自分のテクニックに合わせた運転を可能にしてくれます。

しかし最近ではオートマの弱点を克服したトラックが出ています。

【セミオートマ】
オートマなのにマニュアル感覚で運転できるというところでしょうか。
クラッチのないマニュアル車のようなもので、最近のセミオートマは故障も少なく、運転しやすいとの声も聞こえてきます。