プロシフトのメリット

日野「プロシフト」とはズバリ、トラック専門のATシステムです。

プロシフト とは日野のトラックに搭載されているトランスミッションの名前です。

ただし、ATと言っても乗用車のATとはちょっと構造が違います。
プロシフトの目的は燃費よく、安全に走行することを目的に開発されており、通常のクラッチと多段マニュアルトランスミッションを電子的に制御して、最適なギアを勝手に選択して走行してくれるシステムです。

乗用車のようなATシステムは、一般的には動力伝達性能がマニュアル車よりも低くなり、同じエンジンでもマニュアル車の方がパワーのある走りが可能であり、また燃費もよいというのが通説でした。

このプロシフトはマニュアルの仕組みをそのままに、変速の面倒な部分を電子制御にしているのでいいとこどりのシステムになっています。

日野「プロシフト」のメリット

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■ドライバーの負担軽減
いくら慣れたドライバーと言えども、渋滞中のマニュアル操作はなかなかのストレスです。しかし、プロシフトではクラッチペダルがなく、AT車のような感覚で運転できるので非常に楽です。

 

■AT限定免許でも運転可能

クラッチペダルがないので、AT限定免許でも運転ができます。近年ではAT限定免許のドライバーも相当数いることから、AT限定でも運転できるトラックというのはドライバーを集めやすくするという観点からも、メリットになりそうですね。

■燃費の向上

電子制御により、最適なギアにチェンジしていくので無駄のない走りが可能です。熟練のドライバーのような燃費を実現してくれます。

結果的にエンジンに負担の少ない走りにもなりますから、トラックの使用年数を上げていくという面からも有効かもしれませんね。

準中型免許の新設

準中型免許制度とは?

現行の中型自動車(車両総重量5t以上11t未満)は、20歳以上・普免保有2年以上が免許受験の条件になっています。この条件をクリアしないと免許が取れないでの、高校卒業後にトラックの運転手になろうとして、運送会社に入社しても20歳未満の新入社員に中型免許を取得させることができず、戦力にすることができないという課題がありました。というのも、かなりの台数が従事するコンビニ配送ですが、中型免許を必要とする車両がほとんどなのです。

これではドライバー不足のなかで、若い人材を確保していくことがさらに難しくなってしまうという運送業界からの意見が強くあり、今回の法改正に至りました。

しかし「準中型免許制度」では、18歳以上であれば普通免許の経験がなくても取得できる。18歳以上であれば中型トラックを運転可能になるのだ。

準中型免許施行のメリット

・普通免許取得と同時に準中型免許を取得出来る。
・企業が若手のドラーバーを確保しやすい。
・高校卒業後にすぐにドライバーになるといういことはかなり難しかったが、今後は可能になる。

☆準中型免許で運転できる車両の条件は以下。

免許区分 車両総重量7.5t未満・最大積載量3.5t未満(未定)・乗車定員10人以下
取得要件 18歳以上

普通免許は総重量が「3.5トン未満」に引き下げられ、新設される準中型免許が「3.5トン以上7.5トン未満」、中型免許が「7.5トン以上11トン未満」になる。

免許取得のための教習時限はどうなる?

1・普通免許(MT)を所有している場合
⇒教習時限は13時限(第一段階4時限、第二段階9時限)。

2・普通免許と同時に取得する場合
⇒教習時限は42時限(第一段階18時限、第二段階24時限)となる。
※第一段階では普通車(セダン)14時限、準中型車(トラック)4時限。
※第二段階では普通車(セダン)15時限、準中型車(トラック)9時限。

準中型免許のデメリットは?

免許が細分化されて、便利になる反面トラックの見た目だけでこれは総重量何トンというこはわかないため、制限範囲を超えて運転しないように注意が必要になるということもあるでしょう。
普通免許取得と同時に総重量7.5tのトラックまで運転できるようになるため、運転技術が未熟なうちに大きい車が運転できるようになるため、しっかりと指導してくれる人がいないと事故の可能性が高くなってしまうという可能性もあります。

これらのメリットデメリットを考えても、人手不足に悩む運送業界において、若年層をドライバーとして確保し、育てることのできる機会が増えるという意味では非常にありがたい法改正ですえね。

中型トラック以上に必要な深視力

中型トラック以上を運転するために必要な中型免許。中型以上の免許を取得・更新するには深視力の検査に合格することが必要になります。

深視力検査ってどんな検査?

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普通自動車免許を取得する際に視力検査があるというのはほとんどの方が知っているかとは思います。
通常の視力検査に追加して大型・中型免許を取得する際には深視力検査という検査が追加されます。
これも視力検査同様に合格しないと免許がもらえませんので非常に重要な項目です。

そもそも深視力とは一体どのような視力でしょうか?

深視力とは、遠近感や立体感の距離を把握する視力のことで通常の視力とは全くの別物になります。

  深視力は通常の免許センターなどでは三桿法(さんかんほう)と呼ばれる方式を採用した奥行きを知覚する検査機で行われます。
 三かん法は約2.5m先に、3本の黒い棒があり、両端の2本は固定されています。そして真ん中の棒が前後に動く仕組みになっており、3本の棒が横並びになった瞬間にボタンを押し、実際の位置とボタンを押したときの棒の位置のずれを測る検査方法です。
測定の誤差は3回測定中平均2センチ以下と決められていて、先天的に神経が鈍かったり乱視・弱視などがある人にとっては通過がとても難しい検査です。

 

【深視力が必要な自動車免許】
 ちなみに深視力の検査があるのは次の8種類の免許になります。
8t限定付の普通免許を持っている人は深視力検査を受ける必要がありません。

●中型自動車 ●大型自動車 ●牽引自動車 ●大型自動車第二種 ●中型自動車第二種 ●普通自動車第二種 ●大型特殊自動車第二種 ●けん引第二種免許

 

免許センターで行われる深視力検査に合格できないという人は主に3つのパターンに分類することができるようで、その区分は
1. 視力が悪すぎてそもそも3つの棒が見えていない 2. 両眼視機能が低下あるいは欠如している 3. 試験の方法をまず理解していない
とされているようです。

もし何回受けても深視力検査に合格しなかったらどうなるの?

【免許の格下げ】
深視力検査が必要な免許はなくなり、深視力検査のいらない免許(普通自動車免許や大型特殊自動車免許、2輪免許など・・・・)のみが発行、更新されることになります。
いわゆる免許の格下げになってしまいます。
試験前にはしっかりと目を休め、十分な睡眠をとってから受けたいものです。また、どうしても深視力に自信がなく困ったという方は、自動車学校の教官や、眼科医に相談してみるのも一つの手かと思われます。