トラックの排気ブレーキ

実はディーゼルエンジンのエンジンブレーキは効きが非常に悪いんです。
というと、では大きなトラックなのにエンジンブレーキが効かなかったら危ない!という答えが返って来そうです。

そこで登場する装置が排気ブレーキです。

「排気ブレーキ」とは、ディーゼルエンジン特有のエンジンブレーキの補助ブレーキ装置ことです。

 

いすゞ H17 ギガ 低温冷凍車 両サイド観音扉 画像1いすゞ H17 ギガ 低温冷凍車 両サイド観音扉 画像23
ハンドル左側のワイパーのレバーが排気ブレーキのスイッチとなります。

排気ブレーキの仕組み

ガソリンエンジンには空気を取り入れるためのスロットルというものがあり、アクセルを話してエンジンブレーキ状態にすると、空気が入ってこなくなり抵抗が増します。これがエンジンブレーキの減速効果を生みますが、ディーゼル車にはこのスロットルがないのです。

例えるならば、蓋の開いているペットボトルを潰すのは簡単ですよね。でも、蓋が軽く閉められているペットボトルを潰そうとすると空気が抜けずなかなか潰れずに、力をより多く使って潰そうとします。この力がエンジンブレーキになります。

ディーゼルには仕組み上この蓋がついていないので、装置としてマフラーの中に蓋となる弁を付けたのが排気ブレーキになります。

主に2トン車以上のトラックやバスといった大型自動車が装備しています。
排気ブレーキは非常に強力な減速力を持つため、荷物をたくさん載せている時や人をたくさん載せている時など、車重が上がって止まりにくいときに大きな力を発揮します。

アクセルオフの状態で排気ブレーキが入っていると、弁は閉じられ、排気管内の排気圧力が高くなります。そして、アクセルを踏んだり、クラッチを切ったりすると排気弁が解放され、’プシュー’と音を立てて、抵抗を作っていた排気圧力が外へ排出されます。

皆さんも大型トラックなどが、走行中にプシュー・プシューと言いながら走行するのを見たことはあるのではないでしょうか?

排気ブレーキの使い方ですが、坂を下るときや、フットブレーキだけでは止められない場合に排気スイッチを入れ、必要がなくなったらスイッチを切りましょう。

必要のない場面で常に排気ブレーキのスイッチを入れていると、エンジンに負担が掛かって車に良くありません。

排気ブレーキを上手に使って、エコ運転・安全運転に努めたいものですね。

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